最後の血肉晩餐
「ぎゃああ! あああああ!!!!」


スタンガンは俺の左腕を、稲妻のような鮮烈な光で皮膚を刺す。


……一秒、二秒……


「これ、ただの護身用スタンガンじゃないの。50万Vあるのよ。ごめんなさいねぇ」


「あががががぁぁぁぁ!」


脳天から足の先まで、凄まじい痺れや激痛が駆け巡る。身体を真っ二つに刀で、斬られているようだ。恐怖、絶望、脱力――そして機能停止。


――カチャン。


手の平からナイフがすり抜け、床に落ちた。
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