最後の血肉晩餐
「貴方には仕方がないから、これをアゲルわぁ? 主には汚れの物体はいらないの。恵美さんの使い古した、薄汚れた女達が使った、こ・れ、あげる。食べてみなさいよ? きっと美味しいわよ。昔愛情をかけてきたそ・れ、大切に食べなさいよぉ?」
生首の付け根をゴソゴソと手を動かし、肉片を取り出した。赤黒過ぎて、それは只のレバ刺しのようにしか見えないが、シスターの言ってるソレの意味を理解した。
――ビチャッ。
目の前に放り投げられた肉片は、真っ赤に浴室のタイルを汚した。恐る恐る、その肉を取り上げ両手の上に乗せた。
ぬるぬるして、気持ち悪い……まだ少し生暖かい。涙がまた、うっすらと浮かんだ。
「だから、なんで泣くのですか? 思い通りに手に入ったんだから、や・め・て下さらない? それ、くわえて見たら? 過去の甘ーい思い出が蘇って、涙なんて出ないわよ?」
――ぱくりっ。苦い……。
「きゃ~!! やだぁー! 本当にしゃぶったわぁ! 本当に恵美さんは好きモノなんだから~! 仕方が無いわねぇ!」
この生暖かさを失ってしまうのは悲しかった。最後の貴方が消えてしまうようで――。
すかさず頬に平手が飛ぶ。
――痛い……この人は、悪魔だ。
「いつまでも銜えてんじゃないわよ! 主が繋がれている両腕の鍵をよこしなさい。ここへ連れて来れないじゃないの!」
生首の付け根をゴソゴソと手を動かし、肉片を取り出した。赤黒過ぎて、それは只のレバ刺しのようにしか見えないが、シスターの言ってるソレの意味を理解した。
――ビチャッ。
目の前に放り投げられた肉片は、真っ赤に浴室のタイルを汚した。恐る恐る、その肉を取り上げ両手の上に乗せた。
ぬるぬるして、気持ち悪い……まだ少し生暖かい。涙がまた、うっすらと浮かんだ。
「だから、なんで泣くのですか? 思い通りに手に入ったんだから、や・め・て下さらない? それ、くわえて見たら? 過去の甘ーい思い出が蘇って、涙なんて出ないわよ?」
――ぱくりっ。苦い……。
「きゃ~!! やだぁー! 本当にしゃぶったわぁ! 本当に恵美さんは好きモノなんだから~! 仕方が無いわねぇ!」
この生暖かさを失ってしまうのは悲しかった。最後の貴方が消えてしまうようで――。
すかさず頬に平手が飛ぶ。
――痛い……この人は、悪魔だ。
「いつまでも銜えてんじゃないわよ! 主が繋がれている両腕の鍵をよこしなさい。ここへ連れて来れないじゃないの!」