最後の血肉晩餐
独特なシスターの体臭と混ざり合い、意識が飛びそうになったが、神経を集中させ、どうにか正気を保った。


「凄い匂いね?」


「腹黒い人間ほど、もしかしたら匂いがきついのかも知れませんね。 なにを溜め込んでるか分かりませんから……」


シスターは自分の体臭は気にならないのだろうか? なんだかそう思ったら可笑しかった。


「ふふふふっ……」


「やーねぇ! 恵美さん不気味よ! 笑うところじゃないじゃない!」


「……思い出し笑いです。早く刻みましょう」


黙々と作業に戻る。シスターの手つきを見ていると、上手くなってきた。この分だと、もう少しで終わらせられる。
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