最後の血肉晩餐
 シスターは地下室に篭るのが好きらしく、地下ではなにを行っているのかは、全くもって分からなかった。


そんな興味よりも、テレビを見たり、読書を楽しんだり、美味しい食事を堪能する。


看護師の忙しさと比べたら考えられないほど、穏やかで緩やかな時間だった。


過去を思い出したり、静寂と山の木々の匂い。癒される空気に、やっと本当の自分と向き合えたような気さえもした。


夜はシスターと共に美味しい食事を頂き、極上のワインを飲む。


ただ、そんな幸せな時も人肉と共に崩れていく。1体を2人で食すと、大体三日で食べつくしてしまうのだ。
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