最後の血肉晩餐
 すぐ横のシルバーの扉の向こうには彼女がいた。


どんな表情をして、俺を待っているのだろう……意を決してドアノブを回した。彼女は俯き、机の真ん中あたりを沈んだ瞳で見つめていた。


「恵美さん……シスターは貴方が全て起こした事件だと言っているが、本当の話なのか? あの女が指図してたんでは、ないのか? 正直に全部、話して欲しい」


「……シスターは何もしてません」


「なんでだ!? 本当のことを言ってくれ! ……せめて罪を軽くするんだ。貴方がそんな人だとは思えないんだ」


「水戸さん、嬉しいです。貴方とは別な場所でゆっくりお話がしたかった」


「それはどういう意味だ? 俺自身に言っているの? それともこの顔に言っているのか?」
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