幸せの掴み方
柚葉は、圭祐と連絡が取れない以上、どうにもならないと思い
諦めて美代子に電話を入れ

「もしもし、母さん、悪いんだけど暫く泊めてくれないかな?」

「良いけど・・・・どうしたの?」

「うん、圭祐と、ちょっと・・・・・」

「まぁーいいわ。菜々美は、託児所にいるんでしょ?」

「うん、もう少ししたら、そっちに行くから・・・」

「じゃー、待っているから、来たら部屋に来て頂戴!」

「うん、解った・・・・母さん、ありがとう」

柚葉は、そう言うと、電話を切って、荷物を纏め始めた。

柚葉は、自分と菜々美の洋服や菜々美のおもちゃなど纏めて、とりあえず
必要なものをスーツケースに入れて、また明日にでも取りに戻ろうと
考え、柚葉は、テーブルの上に置かれた『離婚届』記入し、封筒に入れ
テーブルの上に置いた。

柚葉は、離婚届を書きながらも、もう一度、せめて話し合いが出来ないのかと
考えてしまうが・・・・

何度、連絡しても、連絡が取れない事事態が圭祐にとって、
柚葉のことは、家政婦くらいにしか思ってなかったのかも知れない・・・
そう考えると、涙が出て来るが、これ以上圭祐に迷惑を
掛ける事もしたくない・・・・・・

圭祐は、養育費とか言ってはいたが、もし、自分と菜々美の存在が、
迷惑だとしたら、養育費など圭祐からは貰う事も躊躇ってしまい、
お腹の子供と一緒に、親子三人で苦しくても良いから、生きていく事を
心に誓い、柚葉は、部屋を後にした。
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