幸せの掴み方
柚葉は、美代子の会社に着くと、美代子を訪ねた。

「ごめんね、母さん、忙しいのに・・・・」

「良いのよ。それより、どうしたのよ!?その荷物?」

「実は・・・・・・・」

柚葉は、美代子に、今までの経緯を話し始めた。

圭祐の愛人の嫌がらに、湊との再会で、偶然、湊と二人でいるところを
見られ、それを圭祐が勘違いしているが、圭祐はかなり怒っており、
話し合いすら出来なかった事・・・・

最後に離婚届を書けと言われたこと・・・・・等々、美代子に圭祐との
事を話した。

「そんな事があったの・・・・・で、これから先、どうするつもり?」

「うん、お腹の子供の事もあるけど、働かないと食べていけないし・・・
 母さん、何か私に出来る仕事ないかしら?」

「全く、誰に似たんだか、もうちょっと考えて行動すればいいのに・・・・
 いっその事、本格的にモデルの仕事、してみない?
 あなたの前回の写真、評判よくって、どうせこれから妊婦になるんだから
 ちょうど良いんだけど・・・・どうかしら?」

「私で、出来るかしら?」

「大丈夫よ!! 久瀬さんがいるでしょ。」

「うん、仕事を選んでいる場合じゃないから、母さん、私、やってみるわ!!」

「そう、じゃー、頑張って貰いましょう!!
 ところで住むところだけど、私のマンションの隣の部屋が空いているから
 そこにしたら?」

「良いかしら?」

「私も協力するわよ!!」

美代子はそう言いながら、不動産屋へ早速電話を掛けてくれた。

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