幸せの掴み方
「陽介、何で俺が秘書の女と一緒にならなきゃならないんだ!?」

圭祐は、そこで初めて疑問を口にした。

「はぁー?知るかよ。お前、秘書と浮気だか本気だかしらんが、
 付き合っていたんだろ!!
 柚葉ちゃんは、随分そのことを悩んでいたぞ!!」

圭祐は、陽介の言葉に呆然とした。

「とにかくだ、話を聞かせろ。何で離婚になったのか!!
 今日の七時、いつもの居酒屋で待っている。 必ず来いよ!!」

陽介は、圭祐の返事は聞かない!!必ず来い!!と、ばかりに早々に
電話を切った。

圭祐は、陽介の話に、嫌な予感がしていた・・・・・

麗美は、いったい何をしたんだろう・・・・・

圭祐は、不安を抱えながら、仕事をこなし、その日は、陽介に会う為
早々に退社した。




「「お疲れ~」」

二人は、久しぶりの再会に乾杯し、ビールで喉を潤した。

「ところで、何が原因で離婚した?」

「それより、聞きたいことがある。
 なんで、俺が秘書と付き合っていることになっているんだ?」

「俺は、優香からしか聞いてないから、よくは解らんが、なんでも
 お前の秘書が、柚ちゃんを訪ねて行ったらしいぞ!!
 その時に、圭祐は私と結婚するから別れろって!!
 圭祐は、柚ちゃんに子供が出来たから、仕方なく結婚したんだって
 言ったそうだよ・・・・
 それに、その後、お前と裸になって一緒にベットに入っている
 写メが送られてきたって言って、優香が物凄い剣幕で怒ったいたよ。」

圭祐は、全く身に覚えのない事に、驚きを隠せなかった。

確かに麗美は、圭祐を気にっていたが、圭祐は仕事以外は、決して
一緒に居たことはなかったし、写メを送ったなど、信じられなかった。

第一、柚葉のアドレスを何で麗美が知っていたのか・・・・・

「その秘書とは、何もない!!第一、俺は、その秘書が嫌で、
 今月、部署を移動させたばかりだ・・・・」

圭祐の話に、陽介も驚きを隠せなかった。
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