幸せの掴み方
「お子さんとは、離婚してからお会いにはなってないのですか?」

「はい・・・・・多分、会いたいと言えば、会えると思うのですが・・・」

「そうですか・・・・機会をみて、一度お会いになってみたらいかがですか?」

「・・・・・・そうですね・・・・・・」

「そうしたら、またお子さんにお会いになった時の気持ちなども、
 ご自分を知る、いい機会だと思いますよ・・・・」

カウンセラーにそう言われ、圭祐は、勇気を出して、
菜々美に会って見ようと決心した。


その夜、久しぶりに柚葉に電話を掛けた。

「もしもし、柚葉か・・・・久しぶりだな!」

「圭祐・・・・・久しぶり・・・どうしたの?」

「・・・・うん・・・・菜々美に会いたいんだが・・・・ダメだろうか?」

「えっ、本当に・・・良かった、菜々美も喜ぶわ・・・・」

「そうか、じゃー、菜々美の都合もあるだろうが、今週の土曜日は
 空いているかな?」

「土曜日は・・・・あっ、大丈夫よ・・・・どうしたら良いかしら?」

「俺が、迎えに行くよ・・・・」

「解ったわ・・・・私は、その日、用があるから、母の所に菜々美はいるから
 母のマンションへ来てもらえるかしら?」

「解った・・・・10時で大丈夫かな?」

圭祐は、久しぶりに柚葉の声を聞き、ドキドキしながらも、要件を
伝え、今週の土曜日、菜々美に会えるのが、楽しみでもあり、
不安でもあった・・・

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