幸せの掴み方
翌朝、柚葉は、菜々美に圭祐から電話があって、菜々美に会いたいから
土曜日に会うことになった事を話すと、菜々美は大喜びで、その姿を
見ていると、柚葉は、胸が痛んだ・・・・

「でね、菜々美、ママから大切なお願いがあるの。聞いてくれるかな?」

「うん、ママ、ちゃんとお話し聞けるよ!」

「ありがとう、菜々美。
 あのね、ママのお腹に赤ちゃんがいる事は、絶対にパパには、
 話さないで欲しいの・・・・
 それから、ママがモデルをしていることも、話さないで欲しいの。
 ママのお仕事は、美代ちゃんのお手伝いしている!って話して・・・・
 もし、菜々美が、今、ママが話した事を、パパが知ってしまうと
 ママは菜々美と一緒に居られなくなるかも知れないの・・・・
 お願いだから、絶対に、赤ちゃんの事と、お仕事の話はしないでね!!」

柚葉は、菜々美に言い聞かせるように話すと、菜々美は、神妙な顔をして

「うん、解った。絶対に話さない!」

菜々美は、大きく頷き、柚葉の胸に飛び込んで来た。

「ママが困るのも、ママと離れるのも、どっちも嫌!!」

柚葉は、菜々美を抱きしめながら、約束を必ず守って欲しいと
再度、話した。



そして、迎えた土曜日、美代子にあらかじめ圭祐からの電話の話をし、
菜々美に、柚葉が約束させたことを話した。

そして、菜々美を美代子に預けて、柚葉は部屋に戻り、
一人、部屋で佇んでいた・・・・・
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