幸せの掴み方
「うっ・・・・・はぁっ・・・・・」

柚葉の苦しそうな顔を、菜々美は心配そうに見ていると

「菜々美、湊に電話してくれる? あと、美代ちゃんは、出張で
 いないけど、ママに陣痛が来たって、教えて・・
 はぁっ・・・・・ふっう・・・・・・・」

菜々美は柚葉に言われたように、湊に電話を掛けると

「もしもし、柚? どうした?」

「お父さん・・・ママが・・・・痛がっているの・・・グスン・・・・」

「菜々美!! ・・ママに陣痛が来たのか?」

「うん・・・・グスン・・・・・」

「分かった、すぐに行くから、待ってろ!!」

湊はそう菜々美に話すと、すぐに電話を切り、柚葉の元へ急いだ。

湊は、柚葉と籍は入れたが、引っ越しはまだで、今週中には引っ越す予定に、
しており、

今も、自分の荷物の整理をし、引っ越しの準備をしていたところだった。

日中、柚葉と籍を入れ、その後二人でご飯を食べた後、菜々美を湊が
迎えに行き、菜々美に結婚の報告をしたばかりだった・・・

まさか籍を入れた日に、陣痛が来るなんて、思いもせず・・・・

湊は、とにかく急いだ。

< 144 / 310 >

この作品をシェア

pagetop