幸せの掴み方
柚葉は、そのスニーカーを見て、

「菜々美、これって・・・・・」

柚葉の様子を見て、菜々美は、

「・・・ごめんなさい・・・・ごめん・・・・・ヒック・・・・・」

またも泣き出してしまい、今度は湊が、菜々美を抱き上げ、菜々美の
背中を撫でながら、

「菜々美、もう片方はどうしたんだい?」

菜々美に聞くと、菜々美は首を横に振りながら、

「わからない・・・・ないの・・・・」

「じゃー、菜々美が悪いわけじゃないから、謝らなくていいんだよ・・・」

湊がそう話すと、菜々美は、ポツポツと、泣きながら話始めた。

菜々美の話を聞くと、夏休み明けから、菜々美は、幼稚園のお友達から
意地悪をされるようになって、菜々美が圭祐から買ってもらったスニーカーを
嬉しそうに履いていたら、ある日、下駄箱に入っていたスニーカーが、
片方しかなく、捜したが見つからなかったらしい・・・・

「先生に話したの?」と、聞いたら、菜々美は、首を横に振り、

「先生は、いつも美咲ちゃんの味方だもん・・・・」
 
 菜々美が、美咲ちゃんに意地悪されて、言いに行っても、菜々美の方が
 叱られていたらしく、菜々美は先生とは、運動会前から殆ど口を利かなく
 なっていたらしい・・・・

 担任の先生と上手く行ってなかった事も気づけず、挙句、意地悪を
 されていたことに、柚葉は、ショックを受けてしまい、呆然と
 していた。


 
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