幸せの掴み方
柚葉は、今回の件で、自分は親として失格なのではないかと・・・・

そんな思いを抱えながら、翌日、仕事の合間に、成田から
教えてもらった幼稚園に連絡を入れ、見学をお願いした。

最悪、来春の入園でも仕方ないと思いながらも、柚葉は、菜々美の入園を
断られたらどうしようか・・・・とか、またいろんな事を考え始めてた。

一度、マイナスに考えが行ってしまうと、なかなかプラスに考えることが
出来ず、そんな柚葉に、いつも湊は呆れて、

「柚、また考えているだろう!? 眉間に皺が寄っているよ!!」

「えっ・・・本当? やだぁー・・・・」

「柚、気持ちを切り替えよう! 
 
 菜々美の事は、今回、辛い思いをしたけど、それは菜々美がこれから
 成長するにあたって、必要な出来事だったんだよ・・・・

 今回の件で、菜々美は小さいながらにも、学んだ事があるはずだよ!?」

「・・・・・うん・・・・分かっているの・・・でも、なんか、

 『あなたは、親として失格ですよ』って、言われているような気がして

 仕方がないの・・・・・」

柚葉は、今、自分の思っていることを、湊に話してみた。

柚葉の話を聞いた湊は、

「柚、君は、菜々美を通して、親として、人から褒めて貰いたいのかい?

 他人から褒めてほしくて、子育てしているのかい? 違うよな!・・・・

 別に褒めてほしくて、子供を産んでいるわけじゃないだろ!?」
  
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