幸せの掴み方
「大将、今日のお勧めは、何?」

圭祐が、大将に聞くと、

「今日は、新鮮な、さんまが入ったんだよ・・・・。さんま定食がお勧めかな!?」

「じゃー、僕は、それで・・・・川崎さんは、何が良い?」

「あっ、私も、同じので・・・・」

「じゃー、大将、さんま定食、二つね!」

「あいよ!!」

そのお店は、小さな定食屋で、圭祐の話では、学生時代からよく通って
おり、この店の大将、佐々木さんと、その奥さん、幸子さんの二人で
店を切り盛りしていると、教えてくれた。

圭祐と柚香がそんな会話をしていると、

「はい、お待ちどうさま。さんま定食、二つね!」

「うわぁー、美味しそう!! 頂きます!!」

「クククッ・・・・頂きます・・・」

柚香は、運ばれてきたご飯を頬張ると、

「うわぁー、このご飯、新米ですか?」

「あぁー、そうだよ。美味しいかい、御嬢さん?」

「はい!! とっても美味しいです!!」

柚香は、圭祐の前と言う事を忘れて、大きな声でそう答えた。

そんな柚香の姿を見た圭祐は、肩を震わせながら

「川崎さんって、本当に面白いね!?」

柚香は、圭祐の声に、フッと我に返って、恥ずかしくなった。
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