幸せの掴み方
柚葉が、偶に休みの日に、どうしても出かけなくてはならない時、瑠菜は
予定がなければシッターを受けてくれる。

しかしいつまでも瑠菜を頼りにするわけには行かない・・・・

早めに、シッターを捜した方が良いかもしれないと、考えていると

「お姉ちゃん、顔色が悪いけど・・・・大丈夫?」

「あっ、うん、母さんが、少し具合が悪くて・・・・・」

「えっ、そうなの!?」

「うん。それに・・・・ちょっと、気になることもあって・・・・・」

柚葉は、美代子の事も心配だったが、湊とケビンの会話も気になっていた。

「なんだかわかんないけど、気になることは、早めに解決した方が良いよ。

 美代子さん、具合が悪いんなら、私、泊まろうか?」

「ん・・・・でも・・・湊が帰って来てから、様子を見て、具合が悪そうなら
 私が、泊まるわ・・・・・」

「大丈夫!?」

「うん。大丈夫。それに、今ぐっすり、眠っているから。」

「なら、良いんだけど・・・・何かあったら、必ず言ってね!」

「分かっているわよ。でも・・・お義母さん、大丈夫?」

「うん、最近は、諦めているみたい。

 別に、私と母さんとの関係が悪いわけでもないし、問題は、
 夫婦間だと思うし・・・第一、夫婦の問題に、首は突っこめないわ!

 それに、大体母さんが、独占欲が強いのよ!

 それで、父さんが、ウンザリしているんだもん!! 」

瑠菜の話で、柚葉は、博美が美代子に嫉妬し、夫婦の間に、微妙な
空気が流れていることは、瑠菜から聞いて知っていたが、瑠菜は

『夫婦の問題だから』と、全く関与しなかった。

それに、瑠菜自身、美代子を尊敬しており、会社を辞めるつもりも
全くなく、かえって一人暮らしをしたいと、最近では言い始めていた。
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