幸せの掴み方
美代子を心配していた瑠菜も帰り、柚葉は、子供達をお風呂に入れて、
二人を寝かしつけた。

子供達が眠って、暫くすると湊が帰って来た。

「ただいま~・・・」

「おかえりなさい。」

「美代子さん、大丈夫か?」

「うん、さっきも見に行ったけど、ぐっすり眠っていたわ・・・・

 熱もないし、多分疲れていたのね・・・・

 時間を見て、一度検査してもらってくるわ!」

「あぁー、その方が良いな!」

柚葉は、湊とそんな会話をしながらも、ケビンの言葉が気になっていた。

そんな柚葉の様子に、湊は

「柚、どうした? 何かあったのか?」

「・・・・・・ううん、なんでもない。ちょっと、母さんの事もあって
 疲れちゃって・・・・・」

「そうだな・・・・今日は、疲れただろう・・・もう休もう!」

湊は、柚葉を促し、ベットに柚葉を入れると、湊も一緒に入って来た。

湊は、柚葉を抱きしめながら、静かに寝息を立て始めた。

湊の寝息を聞きながら、柚葉は、いつの間にか涙が零れていた。

「私の為に、湊は、自分を犠牲にしているのかも知れない・・・・」

もう少し、自分の気持ちが落ち着いたら、湊に聞いてみようと
思いながら、瞼を閉じた。
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