幸せの掴み方
ケビンは、話が終わると、帰って行った。

一人残された柚葉は、湊の事を考えていた。

湊は、『世界中の恵まれない子供達の為になりたい』・・・・

確か、そう言っていた。

そうか、湊は、既にその夢に向かって、歩き出していたんだ・・・・

それなのに・・・・・私は・・・・・湊を縛り付けてしまった?・・・・

私は、どうしたらいいの?・・・・・・ついて行っていいの?・・・・

でも、子供達は?・・・・・・母は?・・・・・・

柚葉の頭の中は、グルグルと同じ言葉が、駆け巡っていた。


その夜、久しぶりに、湊も早く帰宅し、4人で仲良くご飯を食べ、
真之介は湊と一緒にお風呂に入り、柚葉と菜々美が一緒にお風呂に入り
お風呂から上がった子供達は、すぐに眠りについた。

そして、リビングでくつろいでいる湊に、

「湊、何か飲む?」

「あぁー、久しぶりに、ワインでも開けるか?」

「そうね。飲もうか!」

二人で、ワインを傾けながら、柚葉は、思い切って話始めた。

「湊・・・・フランスへ帰るの?」

柚葉の言葉に、湊は固まってしまった。
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