幸せの掴み方
総務課の先輩達は、既婚者が多く、年齢も30代後半から40代の
女性が多く、柚葉にとっては、良きお姉さん的は存在だった。

独身者もいるが、その子達も柚葉と似たような、おっとりとした性格の子
で、総務課の先輩達は、まるで身内か、わが子のように接してくれている。

だからか、柚葉は、他所の課の女性陣に絡まれても、総務課の人達が
優しくしてくれていたので、会社に来ることは、苦痛ではなかった。

そんな週末、相変わらず、陽介が総務課に来た時に、

「柚ちゃん、今日、ご飯、食べに行こうよ!」

「えっ・・・・今日ですか?」

「うん、さっき、優香ちゃんにも話しておいたから・・・・
 それに、最近、絡まれているんでしょ!?」

「・・・・・・・・・」

そんな様子を見ていた、高井が、

「金沢君、柚ちゃんを誘ってくれるのは良いんだけど、あの外野を
 何とかしてよね!!
 柚ちゃん、怖い女性陣から、絡まれてばかりいるんだから!!」

「はい、すみません、僕の方からも、注意しますんで・・・・
 今日は、柚ちゃん、貸してください!!」

と、おちゃめに陽介は、総務部の先輩達に言うと、

「そうね、金沢君がそう言うなら、仕方がないわね!!」

実は、陽介は、圭祐と違って、どちらかというと、可愛い系のイケメンで
年上の女性たちに人気があった。

その陽介の頼みを、先輩達が断れる事がなく、なぜか柚葉抜きで、
夜の誘いが承諾されており、

そんな光景に、柚葉は、大きなため息が出た・・・・・
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