幸せの掴み方
真之介をおんぶしながら、今度は、美代子の部屋に行き、下着などを詰め、
自分の部屋に戻ると、湊が帰って来た。

「柚、お義母さんは?」

「うん、今は、落ち着いているから、大丈夫だけど・・・・・」

「そうか・・・・とにかく、面会時間まで、あまり時間がないから、
 用意が出来ているなら、すぐに行こう!」

湊にそう言われ、柚葉は、用意した荷物のバックを湊に渡して、
4人で病院へ向かった。

美代子の病室に入ると、美代子は、資料に目を通していた。

「母さん、また仕事してるの?」

「あっ、柚葉・・・菜々美!! 真之介!! いらっしゃい!!」

「美代ちゃん、大丈夫?」

菜々美は、美代子のベットに近付き、美代子にそう聞いた。

「うん、大丈夫よ!! でも、暫く、ここに居なくちゃならないんだって・・・

 早く、帰りたいな~・・・・」

そんな美代子に、湊が、

「美代子さん、駄目ですよ!

 今回は、しっかり検査してもらって下さい! 柚も、他の人達も
 皆、心配してるんですから!・・・」

湊にそう言われ、美代子は、シュンとしながら、

「・・・・はい・・・・・」

小さく、諦めたように返事をした。
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