幸せの掴み方
美代子の病室で、持って来た荷物を、ロッカーや棚に入れている間、
美代子は、菜々美や湊とおしゃべりを楽しみ、真之介は、チョロチョロと、
動き回っていた。

そんな真之介の様子を見ながら、柚葉はすべての荷物を片付けると、
面会時間がそろそろ終わりそうな時間になっていた為、4人は、美代子に
明日、また来ることを約束し、病院を後にした。

4人で、帰り道、マンションの近くのファミレスに寄って、遅い夕食を食べ
マンションに戻ると、急いでお風呂に入り、お風呂から上がる頃には、
菜々美も真之介も眠さがピークに達していた様で、二人とも、すぐに眠って
しまった。


柚葉は、子供達が眠った後、リビングで美代子の事を、湊に話した。

「湊・・・・母さん・・・・もしかすると・・・・胃がんかも知れなの・・・」

「えっ・・・・・・胃がん!?」

柚葉は、小さく頷くと、

「まだ検査してみないと、何とも言えないらしいんだけど・・・・・」

「・・・・そうか・・・・何時ごろはっきりするんだ?」

「多分、一週間くらいで、分かるらしいわ・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「とにかく、今は、検査の結果が出てみないと、何も出来ないんだけどね・・」

柚葉の言葉に、湊も頷き、その後湊は、何か考え込んでいるようだった。
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