幸せの掴み方
柚葉が、これから先の事に、答えを出さないまま、美代子の手術が
行われる日になってしまった。

「母さん、しっかりね!!」

「うん、ありがとう、柚葉。久瀬君も、ありがとう!」

美代子の手術には、柚葉と湊が付き添い、

子供達は、瑠菜が送り迎えをしてくれることになり、助かった。

しかし、美代子の病気の事で、また正二と博美はひと悶着あったらしく、
瑠菜は、美代子の手術が終わり次第、一人暮らしをすることにしたようだ。

部屋は、柚葉達のマンションのすぐ近くのマンションを借りたらしい・・・

その件もあってか、博美は、益々機嫌を損ねているらしいく、瑠菜は

「母さんには、困ってしまうわ・・・ 父さん、そのうち離婚を切り出すんじゃ
 ないかしら・・・・・」

と、嘆いていた。



美代子は、予定通りの時間よりも、30分程遅く手術室から出てきた。

その後医師から、除去した部分の胃を見せながらの説明を、二人で聞いた。

「思っていたよりは、良い状態だったので、胃を、4分の3の切除で
 済みました・・・・・・

医師の話を食い入るように二人で聞き、最後に美代子が入院中に、
退院後の生活指導を受けるように言われた。

二人で、美代子の病室に戻ると、まだ麻酔で眠っている美代子がいた。



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