幸せの掴み方
美代子が、目を覚ますと、柚葉は、

「・・ゆ・・ず・・・は・・・・」

「母さん、目が覚めた? どう?痛くない?」

柚葉の問いかけに、美代子は小さく頷いた。

「母さん、手術は、成功したから、大丈夫だよ!!」

柚葉が、そう話すと、美代子は安心したようで、笑顔になった。

その後、医師が病室に来て、美代子に、手術の成功を告げると、
より、安心したのか、その後静かにまた眠り始めた。

美代子が眠ったことを確認すると、柚葉と湊は、ナースセンターに
寄り、美代子をお願いし、二人はマンションへ戻った。


マンションに帰ると、瑠菜が夕食を作って、待っていてくれた。

「瑠菜、ありがとう。助かったわ!!」

「どういたしまして! 湊さん、真之介とお風呂に入って来ると
 良いですよ!?」

「ありがとう、瑠菜ちゃん。そうさせて貰うよ!

 おいで、真之介! 父さんとお風呂に入ろう!!」

湊が真之介を呼ぶと、真之介は、湊が帰って来たことが嬉しくて、
湊、目がけて、ダイブしてきた。

真之介は、湊に抱き上げられると、嬉しそうに湊の髪をグシャグシャにし、

「こら、真之介、そんな事すると、お風呂で、お湯をかけるぞ!」

と、笑いながら真之介に言うと、真之介は、グシャグシャにしていた手を
離した。

真之介は、いまいち水が苦手なようで、髪を洗う時などは、結構手こずって
いる・・・・

そのせいか、湊は、「スイミングでもさせてみるか?」と、時々提案している。

湊と真之介がお風呂に入りに行くと、菜々美が柚葉に聞いて来た。
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