幸せの掴み方
「相楽さん、マンションはどこですか?」

柚葉が聞くと圭祐は、タクシーの運転手に住所を教えると、そのまま
柚葉の肩にもたれながら、眠ってしまった・・・・

*************


「相楽さん・・・起きてください・・・着きましたよ・・・」

「う・・・・うっん・・・・・」

寝ぼけている圭祐を、放っておく事も出来ず、柚葉は、圭祐と一緒に
タクシーを降り、圭祐を支えながら圭祐を部屋に運んだ。

圭祐の住んでいるマンションは、高級マンションで、圭祐の部屋は
最上階ではないにしろ、最上階より一つ下の部屋で、圭祐から鍵を
借りて部屋に入ると、柚葉は驚いた・・・・

「これって・・・・・あっ・・・・大丈夫ですか?」

「う・・・・あぁー・・・・水くれ!!」

柚葉は、倒れそうになった圭祐を、ソファーに座らせ、冷蔵庫から
ミネラルウォーターを取り出し、圭祐に飲ませた。

柚葉は、圭祐の部屋の散らかり具合も気になったが、何と言っても
この部屋は、一人で済むには大きすぎる・・・・

多分見た感じで、3LDKは、あるだろう・・・・・

「あぁー・・・・美味い・・・・」

圭祐が、言葉を発した事で、柚葉は我に返り、

「大丈夫ですか? ベットで横になってくださいね。
 それじゃー、私は帰りますから・・・・」

柚葉は、そう圭祐に言うと、立ちあがって鞄を持ち、歩き出すと、
腕を引っ張られ、思わず後ろに倒れそうになった。
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