幸せの掴み方
翌朝、柚葉は、目を覚ますと、自分の手が、温もりに包まれていることに
気が付いた。

ここ暫く、眠れなかったが、昨夜は、薬のせいもあるのだろうが、
久しぶりに良く眠れた。

そして、柚葉は、手の温もりの原因が、圭祐の手だと知る。

圭祐が、一晩中、握ってくれていたのだ・・・・・

柚葉は、恥ずかしくなって、

「圭祐・・・・圭祐・・・・起きて・・・・」

「う・・・・うっん・・・・・・」

圭祐は、ゆっくりと目を覚ました。

「圭祐、おはよう・・・・ありがとう、居てくれて・・・」

「柚葉、大丈夫か?」

「うん、お陰で、よくな眠れたわ・・・」

「そうか、それは良かった。」

「クスクスッ・・・・圭祐の無精ひげ、久しぶりに見たわ・・・・」

「そ・そうか・・・・そうだよな! よし、柚葉も起きたことだし、俺、
 一回、戻って着替えて、子供達、連れて来るわ!」

圭祐は、柚葉の笑顔が、気恥ずかしくて、そう言いながら、圭祐は
病室を後にした。
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