幸せの掴み方
私は、普通の女性なら、かなり背が高い方だが、モデルとしては、普通より
低め・・・・・175cmしかなく、顔も日本人特有の童顔で、綺麗と
言われるよりは、小さい頃から可愛いと称されることが多かった。

体型も、修也の言うう通り、スレンダーで、決してスタイルが抜群に
良いわけでもなく、実際、モデルとしては飛びぬけて魅力があるとは
思えなかった。

それでも日々の努力は欠かさず、ウォーキングのレッスンや、自分をいかに
魅力的に見せるかの講習会などは欠かさず受講し、またそのブランドが、
どのようなモデルを求めているのか・・・・などなど自分でもかなり努力
しているつもりだったが・・・・

今の所、全敗だった・・・・・・

絶対に、オーディションに合格して、修也をギャフンと、言わせることを
再度心に誓いながら、今夜もお風呂に入りながらも、マッサージやストレッチ
などを欠かさずするのであった。

その夜、ベットに入りながら、今年の年末年始は、日本へ帰ることにし、
この少し凹んだ心を、あの賑やかな家族から癒してもらおうと思った。


翌朝、朝食の支度をしにキッチンへ行くと、

「おはよう・・・・お父さん、修也・・・・」

「「おはよう・・・」」

「お父さん、年末、日本へ帰って来るね!」

「そうか・・・じゃー、柚に連絡しとけよ! 喜ぶぞ!!」

「うん、解った・・・・」

「あっ、でも、龍之介は、冬休み、こっちに来るって昨日、メールが入った。」

「また~? 本当に、龍之介もお父さんが好きだよね!! 

 どっかの誰かさんと 一緒で!!」

「あぁー、そうだよ!! 悪いか!? 俺は、フレデリックと湊の側に
 入れるだけで、十分幸せなんだよ!!」

と、朝からまた、修也と喧嘩モードになってしまった。
< 299 / 310 >

この作品をシェア

pagetop