幸せの掴み方
*******SIDE 修也 ***********

俺は、中学生の頃、偶々入った画廊で、久瀬 湊の個展を見てから、湊さんの
大ファンになった。

それからと言うもの、俺は小遣いを溜めて、カメラを買い、それから写真の
勉強をしながらも、写真を撮り貯めて来た。

当然、高校も写真部、大学も写真部に入り、ちょくちょくコンクールにも
応募していた。

大学2年生の時に撮った写真が、小さなコンクールだったが優勝し、俺は、
益々写真にのめり込んだ。

そして去年、大学3年の時に応募したコンクールの審査委員長が、湊さんで
俺は、優勝こそは逃したが、それでも若干21歳の学生が入賞した事で、
話題になり、その時の写真が、湊さんの目に留まり、湊さんから声を
かけてもらった。

「君が、後藤 修也君かな?」

「は・・はい!! そうです。」

「そうか・・・君の写真、粗削りだけど、凄く良い物持っているから、
 これからもがんばりなさい。」

湊さんから、そう声をかけてもらい、俺はその時、すかさず、

「久瀬さん、久瀬さんのアシスタントにしては貰えないでしょうか?

 お願いします。 久瀬さんのそばで、勉強したいんです!!」

俺は、土下座をする勢いで、久瀬さんに頼み込んだ!!

「でも、君、まだ学生だろ? 学校は、どうするの?」

「はい、両親には申し訳ないですが、辞めます。」

「・・・・・・・・・じゃー、ご両親が快く、承諾してくれたなら
 フランスに来なさい。

 ただし、フランスまでの旅費は、自分で稼ぎ、両親にもきちんと
 送り出してもらえることが条件だ!」

湊さんから、そう言われ、湊さんは俺に、連絡先を教えてくれた。
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