幸せの掴み方
それからは、早いもので、フランスへ行くためには、フランス語も英語も
少し不安があったため、フランス行きを、来春に標準を合わせ、それからは、
日々、フランス語と英語を習い、バイトもしながらフランス行きの資金を
溜めた。

そして春、俺は、フランスへと旅立った。

当時付き合っていた彼女とは、別れを切り出したが、彼女はうん、
とは言わなかった・・・・

しかし、5年間は帰って来るつもりはなかったし、その後もどうなるか
分からなかったので、俺は、

「俺を待っていても、無駄だ・・・・諦めて、新しい恋をしろ・・・」

そう言い残し、日本を発った。

彼女、紗理奈とは、大学に入ってから、紗理奈から告白され、当時、誰とも
付き合っていなかったのと、話が結構合ったので、付き合った。

体の相性も、まぁーまぁー良かったので、俺は、紗理奈と続いていたが、
紗理奈を愛していたか? と聞かれると、『愛してはいない』と、
ハッキリ答えられた。

俺自身、今まで、胸を焦がすような、本気の恋などしたことがなく、
今までも、何人もの彼女がいたが、最終的には、彼女たちから

「ねぇー、私の事、どこが好き?」

と聞かれるたびに、答えが詰まり、そのうち振られることが殆どだった
為、俺には、恋など無縁だと思っていた。

それが・・・・・あの日・・・・初めて湊さんに連れられてこの家に
来た時、俺は、衝撃を受けた。

そう・・・・目の前には、『天使がいた』・・・・・

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