幸せの掴み方
圭祐は、叩かれた柚葉に近寄り、

「柚葉、大丈夫か?」

圭祐は、叩かれた柚葉の頬を確認すると、相手の女性に向き直って

「君に、柚葉を叩く権利はないと思うが!!
 君のしていることは、許せることではない・・・・
 悪いけど、俺の目の前に、二度と現れないでくれ!!」

そう冷たく言い放つと、その女性は

「私は・・・・・・・ただ・・・・・木崎さんの事を・・・」

「良いから、早く、消えてくれ!!聞こえないのか!!」

圭祐が、大きな怒鳴り声を出したため、女性は、泣きながら
去って行った。

「柚葉、ゴメンな・・・・・俺がしっかりしていれば・・・」

「圭祐・・・・大丈夫よ・・・・それより、冷やさないとならないから
 部屋に行きましょう!? ねっ!」

柚葉は、自分が叩かれたことより、圭祐の事の方が心配だった。

圭祐は、ここの所、会社内の誘いが多い事は、何となく聞いてはいたが、
まさか住んでいる所まで突き止められるとは・・・・

これから、またストーカーのような女性が出て来るかも知れない・・・・

そんな不安が、頭を過ぎった。

部屋に入ると、すぐに圭祐が、冷やしたタオルで、柚葉の頬の手当てを
してくれて、

「圭祐、ありがとう・・・・大丈夫だから! でも・・・・
 圭祐、気を付けてね!
 もしかすると、これからストーカーまがいの人が、出て来るかも
 しれないから・・・・・」

柚葉は、それだけが心配だった。
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