幸せの掴み方
洋服も、美代子が紹介してくれたスタイリストの人の意見を聞きながら
今までよりは、明るめの色の服を着るようになってはいたが、相変わらず
目立たないように地味路線は変えずにいた。

「圭祐、本当に嬉しい!!ありがとう!!」

そう柚葉が、再度お礼を言うと、圭祐のキスが落ちてきた。

「お礼は、こっちで貰うから・・・・・」

そう言いながら、柚葉を抱き上げ、ベットへと向かった。

柚葉が、平日もいるようになってから、圭祐は、柚葉がいる時は
ほぼ毎日、柚葉を抱くようになっていた。

それも、時々、避妊もしないこともあって、柚葉は、困ってしまい、

圭祐に、自分は、元々生理不順で、病院でピルを飲むように勧められたが
体質的にピルが合わなくて、結局飲むのを止めているから、出来たら避妊は
して欲しい・・・と、それとなく伝えてはいるのだが・・・・・

結局、その日も、何度か抱かれているうちに、避妊をしたのは最初だけで
後は、そのまま柚葉の中に、圭祐は自分の欲を吐き出していた。

圭祐としては、このまま柚葉と結婚しても良いと考えており、
『好きか?』と聞かれれば、嫌いではないし、一緒に居ると安らぐと
そう答えるだろう・・・・

圭祐自身が、人を好きになったことがなく、誰かに対して嫉妬することも
なかったので、柚葉との関係は、ただ居心地の良い関係・・・・
としか言いようがなかった。

そんな圭祐の気持ちを察してか、柚葉は、絶対に、『好き』とか
『愛してる』という言葉は、言えなかった。
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