幸せの掴み方
「とにかく、柚葉とは、籍を入れるから、その報告がしたかったんだ」

「圭祐・・・・でもまだ結婚は、早いんじゃないの?
 今回、子供は諦めて、もう少し、仕事に専念しても良いんじゃないの?」

加奈子がそう口を開き、暗に柚葉との結婚を反対している・・・

その言葉を聞いた柚葉は、ショックを受けた。

『認めてもらえない・・・・・やっぱり・・・・』

柚葉がショックを受けていると、すかさず圭祐は、

「母さん、子供を殺せって言ううのか!! 
 本当なら、俺は、前の会社で仕事して、普通に生活できたものを、
 父さんと母さんが無理やり父さんの会社に転職させたんじゃないか!
 それで俺が、この1年半、どれだけ頑張っていると思ってるんだよ!!
 私生活は、悪いが俺の好きにさせて貰うから。
 別にやましい事しているわけじゃないし、柚葉だって、きちんとしている。
 反対されても、俺は柚葉と結婚するから!」

「・・・・・・私は・・・別に、結婚自体を反対しているんじゃないわ。
 あなたなら、もう少し、家柄の良い御嬢さんとの縁談だってあるんだから
 別に普通の子を貰わなくても良いじゃないの!?」

昔から加奈子は、全て自分の思い通りにしたくて、圭祐を支配してきたが
圭祐が大きくなるにつれ、そんな加奈子に我慢がならず、二人はよく、
言い争いをしていた。

「母さん!! 俺は、柚葉だから結婚するんだ!!
 他の女性なら、結婚はしない!! 
 普通のどこが悪いんだよ! 所詮、俺だって、妾の子供だろうが!!
 そんな事ばっかり言っているから、母さんは、一生妾のままなんだよ!!」

「圭祐!!! 言い過ぎだぞ!!」

最後は、信二が口を挟んだ。
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