幸せの掴み方
信二たちに会った翌日、今度は柚葉の両親に圭祐を会わせる日だった。

「久しぶり、お父さん・・・」

「久しぶりだな、柚葉。瑠菜が会いたがっていたぞ!?」

「そう・・・・瑠菜は元気?」

「あぁー、元気だ。偶には、家にも顔を見せなさい。」

「はい・・・・お母さんも、今日は、ありがとう。
 紹介するね。こちら相楽 圭祐さん。私、圭祐さんと、結婚するから。」

「結婚って・・・・また随分急だな!?」

正二が驚くと、

「・・・・まさか、柚葉、あなた・・・・子供が出来たの?」

美代子にそう聞かれ、柚葉は頷いた。

「初めまして。相楽 圭祐と申します。
 どうか、御嬢さんとの結婚を許して頂けないでしょうか?」

「「・・・・・・・・・・」」

正二と美代子は、一瞬、黙ってしまったが、正二が

「圭祐君、君の仕事は?」

「はい、今、S.C商事で営業をしております。実は、会社の
 社長は、父でして・・・・僕は、父が愛人に産ませた子供です。
 本当は、柚葉さんと同じ職場にいたのですが、父の会社の後継者
 問題で、急遽1年半前に、父の会社に転職しました。」

「と、言う事は、圭祐君は、次期後継者になるってこと?」

美代子が驚いて、圭祐に問いかけた。
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