幸せの掴み方
入籍を済ませた圭祐は、結婚指輪をし、会社に結婚の手続きを取ると、
社内が騒然となった・・・・

しかし圭祐にしてみれば、これで女避けになり、煩く誘われることも
無くなり、益々仕事に励むことが出来、一石二鳥だった。

圭祐は、結婚したからって生活が変わることなく、今まで通りの生活
をしており、柚葉は、退職後、体調を見ながら、家事に支障が出ない
ようにしながら、美代子の仕事を手伝っている。

そんな二人の新婚生活は、平穏に過ぎて行った。

**************

そして季節は過ぎ、柚葉の出産予定日が近づいたある土曜日、
柚葉は、朝起きると、お腹に異変を感じたが、その日も圭祐は仕事に
出ており、お昼過ぎに帰って来ることになっていた・・・・


「うっ・・・・・つっ・・・・・・はぁ・・・・・・」

やはり陣痛が来ているようだ・・・・

時計で、陣痛の間隔を見てみると、まだ30分程あったため、その間に
シャワーを浴び、支度を整えると、丁度圭祐が帰って来た。

「ただいま・・・・・柚葉、どうした!?」

圭祐が帰って来た時に、陣痛の波が来ており、蹲っていたら、圭祐が
慌てて側に来た。

「おか・・・えり・・・今・・・陣痛が来て・・・・いて・・・
 ふぅー・・・・・」

柚葉はそう答えると、病院へ連絡を入れ、病院へ向かう事になり、
圭祐は、陣痛の来ている柚葉を、車に乗せ、病院へと車を走らせた。
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