幸せの掴み方
そして、その夜、柚葉は、湊に連絡を入れたが、湊と連絡が取れず、
不審に思いはしたが、その日は遅かった為、明日、湊の部屋に行ってみようと
その夜は、眠りについた。


翌朝、少し早い時間だったが、柚葉は、湊の部屋へ行き、チャイムを
鳴らしても応答がなかったので、仕方なく合鍵で、部屋に入ると

「・・・・・・・なに・・・・・これ・・・・・・・」

部屋には、何もなかった・・・・・

床に、封筒が一つ、置いてあり、柚葉は、呆然としながら部屋に入り、
その封筒を手に取り、中から手紙を出した。


『 愛する 柚葉へ

 柚葉、君がこの手紙を読んでいる頃、俺は、既に日本を発っているだろう。
 何度、君に、別れを告げようかと思ったけど、結局、最後まで
 言えなかった。
 
 柚葉を好きになって、付き合うようになって、本当に幸せだった。
  
 でも、俺は、自分の夢も捨てきれず、この前のコンクールで優勝
 した時、俺が尊敬するカメラマンのアシスタントをしないかと
 誘われ、迷ったけど、自分の夢を追う事にしました。

 柚葉、愛してる。

 だけど、いつ日本に帰れるかわからない俺を、待つことはない。

 自分の幸せを、見つけて欲しい。

 俺の、最後の我儘を聞いて欲しい・・・・ありがとう  柚葉

                         湊より    』



そして封筒の中には、コンクールの入賞者の展示会のチケットが入っていた。
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