幸せの掴み方
昨日から、殆ど食べていないこともあってか、吐けるものはなく、
貧血も起こしたようで、ふらふらしている・・・・

まずい、このままでは倒れてしまう・・・・

そう考えた柚葉は、優香に電話をした。

「優香、ごめんね・・・悪いんだけど、明日まで菜々美を預かってくれない?」

「うん、良いけど、どうしたの?」

「うん、ちょっと体調が悪くて・・・母に頼みたかったんだけど、
 今日、母は、パーティーがあって、駄目なのよ・・・・」

「良いわよ。これからすぐに迎えに行くから、待ってなさい!!」

親友の優香は、昨年、陽介さんと結婚し、今、歩いて5分程しか離れて
いないマンションに住んでおり、お互いに行ったり来たりしている。

菜々美も、よく優香達のマンションへ泊まりに行っており、二人は
菜々美をとてもかわいがってくれている・・・・

10分程すると、優香が菜々美を迎えに来てくれた。

「柚葉、大丈夫?」

「うん、ちょっと、ここ暫く忙しくて、昨日も、あまり良く眠れてないの・・」

「奈々ちゃんは、預かるから、少し休みなさい。
 そして、明日、病院へ行きなさい。明日は、あの病院、やっているから。」

「うん、解った。そうするね。ありがとう・・・・
 菜々美、優香ちゃんと陽介さんの言う事を、良く聞くのよ!」

「うん、解った。行こう、優香ちゃん!!」

菜々美は、元気よく優香と出て行った。
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