幸せの掴み方
結局、その夜、圭祐は帰って来なくて、柚葉は、また眠れない一晩を
過ごした。

翌朝、柚葉は、このままでは不味いと思い、いつもの病院が、
休日当番でやっている為、病院へ向かった。

「相楽さん、1番よりお入りください」

「はい・・・・」

「相楽さん、おめでたですね! 
 ただ、まだ早い段階で、しっかり確認できないので、2週間後
 もう一度来てください。
 それから、今日は、点滴を打って、帰りましょう。」

そう医師から告げられて、柚葉は呆然とし、

「赤ちゃんか・・・・・・産みたいな・・・・・」

点滴を受けながら、柚葉は、涙を流していた・・・・・

点滴が終わると、柚葉は、少し元気を取り戻し、その足で菜々美を
迎えに行き、

「柚葉、病院は?」

「うん、行って来た・・風邪と疲れだって・・・・」

優香に今は、本当の事が言えずに嘘をついてしまった・・・・

「本当に?
 何か、隠してない?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「柚葉、これだけはよく覚えておいて。
 私は、どんな事があっても、柚葉の味方だからね!!」

優香の言葉を聞き、柚葉は、思わず涙が零れた・・・・・
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