幸せの掴み方
しかしバーを出た柚葉の様子がおかしい事に、湊は気づき、

「柚、泣きたいんなら、泣け・・・・」

そう言いながら、湊は人目につかない場所で、柚葉を抱きしめた。

「・・・・うっ・・・・」

柚葉は、静かに泣き始め、声を抑える柚葉を湊は、優しく背中を撫でた。

暫く泣いていた柚葉が、ようやく落ち着きを取り戻したようで

「ありがとう、湊・・・・・・」

柚葉は、ようやく落ち着きを取り戻し、顔を上げると、湊の後ろに方に

「・・・・・・・圭祐・・・・・」

柚葉の声に驚き、湊も圭祐の方を見ると

「柚葉、どういう事だ! 何をしている、こんなところで!!」

柚葉は、圭祐と一緒に居るようになってから、初めて圭祐に怒鳴られた。

「圭祐・・・・・」

柚葉は、呆然としていると

「柚葉、お前、そいつと・・・・そうか解った!!」

圭祐は、怒り心頭で、そう言いながらその場を去ろうと、踵を返した。

「圭祐・・・・待って・・・・誤解よ・・・・」

柚葉は、とっさに走り、圭祐に近付き、圭祐の腕を掴むと、圭祐は
柚葉の腕を、思いっきり撥ね退けた。

「俺に触るな!!」

その勢いで、柚葉は、転んでしまったが、圭祐は振り返りもせずに
そのままその場を後にした。
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