廓にて〜ある出征兵士と女郎の一夜〜


 海行かば海漬く屍
 山行かば草むす屍
 大君の辺にこそ死なめ
 省みはせず







夜道を歩く播磨の脳裏に


子供の頃の家族団欒の思い出や恋人との蜜月の思い出が浮かんでは消える。





『僕は、天国行きの切符を……自ら破ってしまった』





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