私の学校生活って変わっていますか?

「そういえば、何か用があったんですか?」

「ほえ?」

「用も無く家に訪ねては来ないでしょう?」

「ああ!」

わたしがそう問うと、みっちゃんはピコーンと音が聞こえそうな顔をしていました。
すると、肩に掛けている横賭けバックを開けそこから封筒を出しました。

「はい!」

「え?」

封筒を押し付けられ、反射的に受け取りました。封筒を見ると春風 梨乃 様と書いてありました。

「何ですか、この封筒。」

そうみっちゃんに聞くとみっちゃんは、、何故か仏頂面でした。

「校長からだよ。」

「校長先生からですか?何でしょう?」

こういう場合は、大抵挨拶とかでしょうか?
手紙を開くと思わず破り捨てたくなりました。
手紙の内容はこうです。



             春風 梨乃様へ

 ハロー☆入学おめでとーーーーーう!!!キャハ☆
 人間界からだったよね!おつー☆
 この手紙を送ったのわ、あの頭に余分な毛が乗ってる使えないジジイが梨乃ちゃんに  伝え忘れていた事があったからだよ~☆
 明日、とっっっても大事な検査があるのね?
 クラス分けとか、りのちゃんが住む場所とかの☆
 だから、明日9時から西館の医務室に来てね☆
 服はこっちで用意してるからね~☆
 絶対、ぜっっっっったい来てね☆
 
 まってるよん♪
  
      エトワールアビリティー魔法学校校長 エトワール6世より



一言で言うならウザイ、心境を言うならこの学校で普通に生活するのがとても不安です。
校長先生が以上にハイテンションです。

「これが本当に校長で良いのですか?」

「不安を覚えるよね」

「はい」

まあとりあえずこの件は置いときましょう。大事なのは手紙に書いてあった検査です。
まあ、予想は出来ますが、一応聞いときましょう。

「みーちゃん、この検査って何するんですか?」

「ん?ああ!えーとね、能力のレベルの検査と、魔力の級の検査だよ!!」

「そうですか」

やはりそうですか。

「皆受けるんだよ!私も受けるし!」

「そうなんですか?みーちゃんは前受けたんじゃないのですか?」

「うん!受けたよ!でも、もしかしたら上がってるかもしれないから、毎月やるんだよ!」

「そうなんですか」

めんどくさいですね。
そんなに頻繁にやるなんて、むこうでは入学時に一回と卒業時に一回、その後は数年に一回程度でした。
何かあるんでしょうか?
そう考えている途中でみーちゃんが突然手を叩いて言いました。

「あ、そうそう、私がここに来た理由もう一つあるんだ!」


「?何ですか?」

すると、みっちゃんのお腹が盛大に鳴りました。

「りっちゃんとご飯食べようと思って誘いもかねて来た!」

思わず吹いてしまいました。


「フフ、では一緒に食べましょう。」

「ヤッター!!」

そういえば、この辺にスーパーはあるのでしょうか?
材料が何もありません。それに、ここに来たばっかなのでここら辺の地理が分かりません。

「この辺に、スーパーとかありませんか?」

「あるっちゃあるけど、遠いよ?」

「え、どれくらいですか?」

「んー、ここから歩いていくと一時間くらいかな?」

「遠すぎですね。何でそんな不便なんですか。」

一時間って、学校帰りに買い物も行けないじゃないですか。

「でも、学校の中に販売があるんだ、そこに食品とか、日用品とか、家具とか、その他もろもろが売ってるから困りはしないよ!」

「何故学校の中にスーパーっぽいのが入ってるのか疑問です。では、そこに行きましょう。」

「今日定休日だよ」

「えっ本当ですか?」

「うん!」

わたしはつくづく運が無いですね。来た日が定休日だなんて。
ああ、どうしましょう。

「運が無かったね~!近くにファーストフードあるけど行く?」

「はい、行きます」

少し落ち込みながら、二人で借り宿を出て暗くなった夜道を歩いていきました。
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