【完】ダンデライオン
ひとまず食事も終わったし、おばあちゃん家の近くを探索してみることにした。
探索と言っても一本道が続くだけで、特に目立ったものはなかった。
遠くには山々が連なって見える。
車一台が何とか通れそうな一本道の隣には、小さな水路がある。
チョロチョロと水が流れていて、キラキラと光を返している。
辺りを見渡しながら歩いても、誰かの持ち物であろう畑と、時々ポツポツとある民家があるくらい。
メインは畑が多い。
畑には、私の背丈くらいまで育った野菜が沢山見える。
まだ緑色のトマトとか、キュウリとかトウモロコシとか。
あとお米も植えてある。
午後の日差しが厳しい時間だからなのか、人の姿は見えない。
しばらく歩いてみたけど、残念ながら特筆するようなものは何もなかった。
涼めそうなところもなくて、日差しは強いし、セミがうるさい。
暑さが増すような気さえする。
「うわー……あっつー…」
結局、探索も早々に疲れて戻ってきてしまった。
何もないのも分かったし。
これから一週間、ここで過ごすのか…と思うと少し気が遠くなった。
DS持ってきて良かったかも……とひっそり思った。
ただ、気がかりなのは……ゲームソフト、1コしか持ってきてないよー……
あと、多分DSの充電器忘れたよー……