【完】ダンデライオン
「あ…あの、ケイスさん…?」
「何かしら?」
なんか、「地図ちゃんと書きましたけど何か?」って雰囲気をナチュラルにかもしだされたー!!
「この地図…よく分からないんですけど…」
「…ハァ?」
ケイスさんは不満そうにイスから音を立てて立ち上がった。
やっぱりケイスさんは自信満々だったらしい。
でも、この絵じゃなぁ……。
なんか、ぐちゃぐちゃした感じになっていて、どこがどこなのか分からない。
ここが、この絵でいうどこにあるのかが、そもそも分からない…。
私、この国のこと分からないしなぁ……。
「あの…とりあえずここからはどうやって行けば良いんですかね…?」
「もー、せっかく地図書いてあげたのにー」
「す、すいません…」
てゆうか、私が地図を頼んだわけではないんだけど……まぁ仕方ないのかな…。
ケイスさんは文句は言っていたものの、アッサリと教えてくれた。
「この次の角を左に曲がって、それから真っ直ぐよ。」
ケイスさんが指差す方向に、確かに角があった。
「曲がったらずっと真っ直ぐ…?どれくらい歩くんですか?」
「うーん……」
私の質問に、ケイスさんは困った顔をした。
その答えも、歯切れの悪いものだった。
「それが…何とも言えないのよねー…」