【完】ダンデライオン
とりあえず、歩いてみる。
歩き出して数十秒。
「え………?」
なんか、突然古民家風の一軒家が現れた。
アパートのようなヨーロッパ風の作りの付近の家とは、作りが違う。
レンガでできている、二階建ての建物。
周りの家は窓が大きいけど、この家の窓は結構小さい。
そして古い感じがする。
築数十年とか……おばあちゃんとかが住んでそうな。
「……まさか……ココが…?」
いや、そんな馬鹿な。
多分、まだ1分も歩いてないよ?
私が、そんなにウィルさんを必要としてるってこと!?
「え、そうなの……?」
だとしたら、自分でも知らなかった事実です。
否定的な言葉しか口からは出てこない。
だって、そんな馬鹿な。
で、でも、本当にココなのか分からないし!
違う人の家かもだし!
そう思いながらどうするべきか考えていたら、その家のドアが突然開いた。