【完】ダンデライオン
「どうしたの?」
キョロキョロしてしまっていたのか、話しかけられた。
……落ち着かない。
「どうかした?」
見れば見るほど、おばあちゃんに似ている。
ニコニコしているけど、その笑顔が、本当に私の知っている人なのか…分からない。
私のおばあちゃんですか?と、聞いてみようかと思った。
……でも、なんか聞きにくいし…。
……でも。
「…あの、」
とりあえず、無言に堪えられなくて口を開いてみたものの、何て言えば良いのか迷った。
「妹よ。」
私の迷いを分かっていたのか、先に答えた。
「妹…?」
あんまりの衝撃に、言葉を繰り返した。
「そう。あなたの、おばあちゃんの妹よ。」
「えっ…」
おばあちゃんの…妹?
おばあちゃんはウィルさんのことを、名前も教えてくれず「老婆」って言ってたけど……妹だったの?
混乱する私を見ながら、ウィルさんはニヤニヤしていた。