【完】ダンデライオン
「でも、何となくだけど分かったわ。たんぽぽちゃんって、姉さんに似てるわね。」
「最近よく言われるんですけど、そうなんですかね?」
「まぁ、あーんな老婆に似てるとか言われたら困っちゃうよねー、ごめんねー」
ウィルさんはニコニコとしているけど、おばあちゃんと同じく「老婆」と言った……
仲、悪いのかな…?
「でもま…姉さんの目に狂いはないわ。」
「何が、ですか……?」
何に対して狂いがないのか、サッパリ分からない。
ウィルさんは質問に答える気がないのか、マイペースにローズティーを飲んでる。
「たんぽぽちゃん、魔法使えないんでしょ?」
「はぁ…?私が質問してたんですけど……。ってゆうか魔法とか使えるわけないですよ!異世界のニンゲンですから!」
ウィルさんは、真剣な目で私をジッと見た。
その真剣な目に、思わずたじろぐ、
「そうだよね…そうなんだけど……。」
ウィルさんは何かひっかかることがあるみたいで、少し考えこんでいたけど、突然ハッとした顔をした。
「分かったわ…!うん、さすが姉さんね。」
「え…?あの、何が…?」
私は完全に置いてけぼりにされた!!
もはや何に納得しているのか分からない。
そして、また水晶玉に手をかざしていた。
青い煙が、また漂う。
話しかけても無視するので、私は会話することを諦めてローズティーを飲んでいた。
青く漂う水晶玉の煙は何だか幻想的で、キレイだと思いながら眺める。
「たんぽぽちゃん。」
「は、はい?」
突然勢いよく話しかけられてビックリする。