【完】ダンデライオン
おばあちゃんの家は結構広い。
一人暮らしなのが、寂しくなるんじゃないかと不安になるくらい。
1階にはキッチン、暖炉の間、広いお風呂、沢山本が置いてある書斎。
なんか物置みたいになっている部屋もあった。
2階も階段を挟んで、左右に部屋が並ぶ。ほとんどが客間になっているみたい。
どの部屋にもベッドが置いてある。
「えっと…奥の部屋は行っちゃダメだったよね。」
私が準備してもらった部屋よりも、廊下の奥にある禁じられた部屋。
しっかりと閉じられた茶色いドアを、じっと眺めてみる。
ダメだと言われたことを破るつもりはない。
だけど、私は気付いてしまった。
「え……?あれって…?」
一番奥の部屋の、ドアの下の隙間から……うっすらと煙のようなものが見える。
これって、火事とかじゃないの!?
とりあえず、おばあちゃんに伝えないと!!
「おおおおおおばあちゃんっ!!!!!」
「なにー?」
「ひぎゃぁぁぁあああ!!!!!!」
おばあちゃんを呼んだ瞬間、おばあちゃんの声がすぐ近くにいたみたい。
速攻返事が帰ってきて、ビックリした。