【完】ダンデライオン
「私たちの家系はもともと、占い師の家系でね。人によって占いができるものが違うの。」
「へぇ…」
占い師に家系とかあるんだな…。
私の世界でもそうなのかは知らないけど。
「姉さんはシークを占い人々に教え与える。そして私は、占いで大まかな未来が見えるの。」
「未来…?」
ウィルさんは、コクリと頷いた。
「姉さんは、元国王と結婚して…それからこの世界を飛びだしてしまったんだけど、それまでは女王をしつつシークを占い続けていた。」
「そして、私は……その未来を、ずっと昔から知っていた。」
未来が占える。
きっと、おばあちゃんのことを占ったことがあったんだろう…。
そして、いつか、二人は同じ世界では生きていけないことを知った。
「だから、元国王と女王…姉さんがいなくなった後、国王が困らないように色々準備しておいたのよ…。ま、姉さんは知らないでしょうけど。」
「……そうなんですか…」
甥っ子である、国王が苦労しないように…なんて、とても気配りのできる人なんだなぁ…。
割と思い立ったらの自由人、おばあちゃんとはちょっと違っている。