【完】ダンデライオン
パットに超絶似た門番さんは、私をガン見しながら歩いてきた。
うーん……髪型、顔、体型。全てがパットに似ている…。
兄弟なのかな?
……もしかして、双子!?
「おい!!聞いてるのか!」
「はっ、はい!?」
門番さんの突然の大声に、返事をする声が上ずった。
……ちょっと恥ずかしい。
門番さんはパットに似すぎてて、もはやパットに見えるので「パット2号」と名付けた。
なかなかいいネーミングセンスだと思う。我ながら。
パット2号は、私のことを全身をくまなく見た。
……えっ、なに…??何を見てるの?なんかキモッ……
私がドン引きしていると、パット2号は口を開いた。
「お前、春川たんぽぽか?」
「えっ?」
何で、私の名前知ってるの?
昨日はエルノと一緒にココは通過したから名前も教えてないのに…。
「は、はい。そうですけど…」
そう答えると、パット2号は頷いた。
「やはりそうだな。城の中に入って良いぞ。」
「は……?」
入って良いの…?
まだ言い争ってないよ…?