【完】ダンデライオン







お客様?……私に?
執事のおじいさんは、私の混乱に気付かないのか、更なる不思議ワードを繰り出した。




「その方には、謁見の間にてお待ちいただいているのですが……いかがいたしましょう?」





「え、えっけん……??」




執事のおじいさんの言葉をおうむ返しに言ってみるけど、やっぱり「えっけん」の意味が分からない。
これ、何歳で習うの…??





完全に意味分かってないわ、コイツ…という目を一瞬されたけど、執事のおじいさんは笑顔で説明してくれた。


……その点、マグノアよりかは大人だな。





「このお城の人と会うための部屋です。」




簡潔で分かりやすい説明のおかげで、すぐ理解できた。




私を訪ねてきた人は、そこで待っている…ということか。
……でも、誰なんだろ…?





知らない人だったら怖いしな……。おじいさん、その人から何か聞いてないのかな…?
聞いてみようかな…。




「あの……その方のお名前とか……」





「あぁ。申し訳ございません。ケイスさんという女性が、謁見の間でお待ちです。」




「ケイスさん……!?」











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