【完】ダンデライオン






「ふーん……やっぱり、たんぽぽだったのね。」




「バレてるんですか……?」






かたや、女王様のようにイスに足を組んで座っているケイスさんと。



かたや、イスに姿勢良く、ガチガチになりながら座る私。
叱られている子どものようで、ちょっと悲しい。





「ううん。たんぽぽが特定されてるわけじゃないの。でもね……」




「でも……?」





「最近、食糧の時間でもないのにこの国の近くにオオカミがいることが増えたの。」





それは、食糧を魔法で準備するケイスさんならでは、耳にする話題みたい。



でも、私はマグノアと会っているだけで、他のオオカミとは会ってないし……。
何の関係があるんだろう…?





「えっと……、それと、私に関係が…?」




ケイスさんは、ため息をついた。




「それが、たんぽぽが森に出ているとなると関係あるのよ。」





「え……?」





「たんぽぽが外に出ているとなると、たんぽぽを食べようと狙ってるのかもしれないじゃない。………もしくは、長が近くに来ているのかもね。」




「長が!?」




突然の長という言葉に私は大声で反応した。
私の反応に、ケイスさんは逆に驚いてる。











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