【完】ダンデライオン
そして私は、エルノに私が知っている全てを話した。
エルノは、相づちを打つ以外は、ずっと黙って聞いていた。
国王の話をしても、女王の話をしても、何の話題をしても、話しているこちらが心配になるくらい……一切の反応はなかった。
話が終わっても、エルノの表情は変わらないままだった。
「……そっか、分かった。」
とだけ言ったまま、うつむいてしまった。
……私は、何て言えば良いんだろう…?
私は努めて明るく言おうと思った。
「で、でもね!一つだけ分からないことがあって…それをマグノアに聞きたいの。だから、エルノも……」
てっきり、エルノも「そうだね」とか言ってくれるものだと、私は思っていた。
でも、エルノの返事は前向きなものではなかった。
「僕は……ちょっと考えさせて。」
「え……?」
やっぱり、ショックが大きかったのかな……?
私は、エルノに話したことをだんだんと後悔してきた。