【完】ダンデライオン







マグノアの態度は変わらない。
いつも通り、つれない感じ。





『何だ?暇人。』





「暇人じゃない!!ってゆうか、マグノアがいっつも話の途中で帰るから、何回も呼ばないといけなくなるんでしょ!」





私が強く言うと、マグノアは気まずそうに目をそらした。





『……そんなに私に聞きたいことがあるのか?早く済むことならサッサと聞いてくれ』




マグノアは悪びれる様子はない。
いたっていつも通り冷静な口調だった。



私は、ちょっとムッとする。





「聞きたいことあるよ!だから呼んでるんでしょ!それなのにサッサとって……」





私が責めるようにそう言うと、マグノアはそっと目を伏せた。





『言い方が悪かったか?だが事実だ。……今、ニンゲンが殺気立っている。いくら、お前がこの国のニンゲンじゃないにしても、森で何度も会うのはマズイ。』




「えっ………?」




ケイスさんも、エルノも、マグノアも同じ危機感を感じているんだ。
…ということは、ニンゲンも、オオカミも同じことを考えている。





……もしかして、結構ヤバい状態??













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